うどんを食べに丹沢へ



秋の三連休のド真ん中、家族で丹沢ハイクに行ってきた!!

IMG_20131013_084017

前回の高尾山ハイク以降、次は違う山に行きたいねって話をしてまして、
いろいろ検討した結果、『鍋割山の鍋焼きうどんが美味しそう』っていうのを最近ブログを引越したc.b.jimくんのエントリで知ったので、
早速マネして行ってみる事にしたのです。

って事で、覚えている限り、時系列で振り返ってみたいと思います。
ハイキング初心者の備忘録なんで温かい目で見てやってくださいまし。

今回のハイキングも電車で行く予定なので、家を6時に出発するつもりでした。
が、仕事の都合で寝たのが4時すぎ・・・(汗)でもなんとか寝坊せずに起きる事ができて、
無事に予定していた小田急線に乗ることができました。

最寄駅から約1時間で渋沢駅に到着。
ここから大倉行きのバスに乗るんだけど、7時38分発のやつに乗れるかな?と思ってたのに、
2番乗り場はすでに長蛇の列・・・
結局、38分発には乗れなかったものの、臨時便(?)がすぐにやってきて55分に出発できました。

で、15分ほどで大倉に到着!

DSC06838

 どんぐりハウス!

< 8:00 >

トイレと水の補充、ヤマビル対策の塩をゲットしていよいよ出発!!

と、その前に今回のハイキングコースはコレを参考にしましたよ。

鍋割山コース

鍋割山の頂上でうどんを食べて、時間的にイケそうなら、ピストンせずに大丸経由で帰ってこようかと。。。

って事で、どんぐりハウスの目の前にある横断歩道を渡り、最初のポイントである二股を目指します。

DSC06840

天気、イイねぇ。。

天気も気温もハイキングには丁度良い感じで元気に進みますよー

DSC06842

が、事前にc.b.jimくんにも教えてもらっていたのだけど、二股までの砂利道(約5km)が結構ダルいというかなんというか・・・(笑)

すでにリトルが『疲れた』なんて言ってます(汗)

DSC06846

ラッコボトルに入れてきた麦茶がすでに無くなりかけている!

< 10:00 >

二股到着:

ほぼ参考タイム通りに到着できました。まぁ、砂利道だしw

DSC06859

小川に掛かっている木橋を渡ります。

ちなみにこの辺りはドコモの電波が微妙でした。

DSC06862

その後すぐに有名な水置き場がありました。

DSC06869

鍋割山といえば水ボッカというくらい有名(?)らしく、山荘で使う飲料水をこの地点からボランティアで担ぎ上げるワケです。

って事で、私はGoliteのION、チビはEXPEDのCloudburst 25なので、それぞれ2Lと1Lを1本づつボッカする事にしましたよ。
c.b.jimくんは4L運んだそうなので、それに比べると恥ずかしい限りだけどー

で、さらに進みます!!

DSC06870この辺、結構楽しいw

DSC06881階段、苦手・・・

DSC06882渋滞の先頭がリトルってワケではないよw

後沢乗越の辺りからが結構キツかった・・・えー!まだ着かないの??っていう感じ。

すぐ前を上っていた山ガール達が下りてくる旧山ガール(=おばちゃん)に『あとどれくらいで付きますか?』という問いかけに、
まだまだよ』と即答されていたのが聞こえてこっちまで泣きそうになりました・・・

DSC06885 ひたすら登ります。。。

<12:00>

ついに鍋割山荘に到着!

DSC06888-001

いやぁ、大変だった!
ボッカしてきたペットボトルを山荘の軒下に置いてミッション完了!

でも、最高の景色!!

DSC06893

右奥は箱根、その左が相模湾かな?

それにしても鍋割山山頂は大混雑でした・・・
娘と嫁ちゃんが山荘でうどんを注文している間に、カップヌードル用のお湯を沸かします。

DSC06889

今回もReactorを担いできたけど、次からはもっと軽いやつにします・・・(汗)

でも、あまりにも早くお湯が沸くので隣に座っていた人妻山ガールがびっくりしてたw

DSC06890

リトルは大のお気に入り、ノーマルなカップヌードルをハフハフズルズル・・・

DSC06891あのエビが好きなんだってさw

注文から30分後、やっと出てきました!!

DSC06892鍋割山荘名物 鍋焼きうどん

正直、鍋焼きうどんなんてどこで食べても同じだろ?なんて思っていましたが、
いつの間にか強くなった山頂の風に冷やされた体がすぐにポカポカになりました。

唯一心残りなのは、エビ天を持参するのを忘れた事です。。。(笑)

山頂で随分ゆっくりしましたが、記念撮影を済ませて山頂を後にします。

DSC068941272.5m!!

< 13:40 >

大丸経由で下山開始!!

しかしこの決断が後々事件を。。。(謎)

DSC06902-001

午後になり、徐々に気温が下がってきたので、montaineのスモックを着てみました。

クラスカでのイベントでハーフトラックプロダクツのゆうまくんに譲ってもらったヤツなんだけど、さっき調べたら驚きのナイスプライスでちょっとビビったw
っていうか、『豚に小判』とかちょっとでも思ったやつ、一歩前に出ろ!!

DSC06905かなり気に入ってる図w

小丸を経てさらに進みますよー

DSC06912-002

これで紅葉なんかしてたら、さらに最高の景色なんだろうなぁ。。。

で、小丸と大丸の中間地点、『小丸尾根分岐』に到着。

DSC06913

我々が目指すのは大丸なのでもう少し先なので、ちょっとここで休憩。

すると、塔ノ岳の方から降り来た熟年夫婦に話し掛けられ、ここから降りても大倉に出れるとの事。
『人も少ないし、景色も最高』というので、『小さいのが居ても大丈夫ですかね?』と聞くと、『大丈夫』とじじい。

ほほぅ、それなら予定を変更してここから降りてみるか!

と決断したのが今回最大の失敗になるという事が我々家族の誰も知る由もなく・・・(汗)

細い横道に入ってすぐ、それはそれはナイスな景観が目の前に現れました!!

DSC06917-002 クリックでパノラマ画像!

が、その後は完全にハードモード・・・

DSC06918

この後もさらに細い道が続き、谷側は完全に崖のようになりました。

大人でも慎重に足を進めないと危ない箇所や、木の根っこにつかまりながら下りないといけないような段差の連続です。。。

やがて娘が先頭になって進んでいると、左側にヘアピンカーブのように曲がっているのに、右側にも行けそうにも見える場所がやってきたので、
『そこ、左だよー』と後ろから声を掛けたんだけど、リトルは足元しか見ていないようでどんどん右側に寄っていきます。。。

その瞬間、ザザッという音と共にリトルが崖の下に落ちてゆきました。

私は一番最後を歩いて居たのですが、嫁ちゃんの脇をダッシュですり抜けてさっきまでリトルが居た場所から下に飛び降りました。
その間、無我夢中だったんで、あまり良く覚えていないのだけど、嫁ちゃんが言葉にならない奇声を上げていたのは覚えています。

落下地点から2mくらい下でしがみつくように引っかかっていたリトルになんとか追いついて無事に確保出来、ほっと一安心。。。

いやぁ、マジでびっくりしましたよ・・・

嫁ちゃんはすぐにリトルを引き上げようとするけど、今度は私の右腕がいう事を聞きません。どうやら飛び降りた時にでも痛めたようです。

『ちょ、ちょ、もう大丈夫だから10秒待って!!』と私が言った所で家族全員が我に返りました。。。
これで落下地点に大きな岩でもあったら・・・?と思うと、今でも背筋がゾッとします。

完全に油断してました。すべては私の責任です。
不幸中の幸いとはよく言ったもので、リトルにかすり傷1つなかったので本当に良かったです。
我々大人でも大変なハードモードなのに4歳児にはもっと大変だったはずです。
この点、猛省してもしきれないです・・・(滝汗)

で、リトルを上にあげた後、さらに5mくらい下まで落ちていたストックを拾ってから再び下山します。

その後、急斜面が終わるも根っこばかりの斜面が続きましたが、心配なのでリトルとは手をつないだままです。
さらにいつもよりもこまめに休憩し、ゆっくり下山する事にしました。

DSC06921ラムネを頬張る滑落者w

途中、たまにある登りが本当に新鮮w 下るより上るほうがマシ!

DSC06922

DSC06923

<16:40>

やっとこさ、二股に至る道に戻ってきました!

合流したところで、おばちゃん二人組に『え?そんな小さい子と一緒にこの道を降りてきたの??』ってびっくりされました。

DSC06924-001

少しの間、一緒に歩きながら話ましたが、『このルートを登るのは判るけど降りるのは初心者には難しいよ』との事。

『小さいのが居てもでも大丈夫ですか?って聞いたら大丈夫っていうんで・・・』というと『それは無いなぁ』とおばちゃん。
アクシデントはあったものの、なんとか無事に帰って来れたので笑いながら話してましたが、私はあの熟年ハイカーに殺意を抱いていました(笑)

その後、二股でその熟年ハイカーに再開して『どうでした?』なんて声を掛けられたので、
ザックからReactorを取り出してジジババを20回づつ殴打してやりました。

というのはもちろんウソで、『大変でした』と一言だけ言いました。。。

そりゃそうです。計画を変更したのはすべて私の責任です。ジジババは良かれと思ってあのコースを教えてくれたのでしょう。
でも、『途中で富士山見えた?』なんて言ってたけどそんな開けた場所は無かったので、
もしかしたらあの夫婦はコースを勘違いしていたのかもです。

何度も言いますが、すべては自己責任なので今後はブレる事なく計画通りに、そして安全とリトルの存在を最優先にしたいと思います。

で、二股を越えた辺りからすっかり暗くなり、砂利道から農道(?)に入る辺りでは真っ暗になってしまいました。。。。
ペツルのヘッドライトは持っていましたが、夜道には圧倒的に光量が足りません。
なので慎重に歩いて居たら、ベテランハイカーのグループに『一緒に歩きましょう』と声を掛けて頂き、
先頭と後方に恐ろしい光量の二人に挟まれて大倉まで一緒に歩きました。

これには本当に助かりました。
軽く引かれる程キャンプ道具を買っている私ですが、
こういうタイミングでショボいヘッドライトしか持っていないなんてなんとも情けない。。。

舗装路に出た所で彼らにお礼を言って別れ、『もうダメ疲れた』というリトルを肩車しながら大倉のバス亭に戻ると、
すでに18時8分発(?)のバスに長蛇の列が・・・

渋沢駅まで15分も掛からないけど、チビ達は座らせてやりたいので、30分後に出る次のバスを待つ事にしました。
が、これまた臨時便か何かですぐに次のバスがやってきましたよ!

いやぁ、ツイてるねぇ。。。なんていいながら、渋沢に着いて小田急線に乗り換え。
そこから1時間掛けて地元の駅に帰ってきたんだけど、下山したタイミングで届いたメールを見てこれから出社が決定・・・

むむぅ・・・(泣)

でも、チビ達に怪我がなく無事に帰って来れたので良しとしますかね。
夕飯を食べながらリトルが『お父さん、あのお山、僕苦手・・・』と言った時、涙が出そうになりましたが。

って事で、今回の家族ハイクは達成感より反省点の方が多いのだけど、
次はもっとユルいコースにしたいと思いますー!!

———-



シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする